日記とブログドンキ

2004年12月09日

失くし物

失くして初めてその大切さがわかるなんてよくある話。
でもちょっと逆説的に言うと、失くさないとその本当の大切さがわからないってこと。
大切なものであればあるほど。
自分の一部になっていればいるほど。

失くしても取り戻せるものならいい。
失くしたことを悔いて、考えて、成長して
それで次は絶対に失くさないようにできるから。

でも失くしたら取り戻せないものもある。
多くは無いけれど確実にある。
例え代わりの何かを見つけたとして、それは代用なのであってそのものにはなり得ないような。

本当に大切なものを失くしたことがあるだろうか。
やっぱりよっぽどじゃないとそこにあるうちはその大切さがわからないもんだ。
大切さを計るのは頭の中だけど、実際に失うのはリアルだから。

そして本当に大切なものは失くしたら戻らない。
だからもし今大切だと思えるものがあるなら想像してほしい。
なるべくリアルに想像してほしい。
その苦しみとか辛さとか。
その負の痛みの分が普段実感することのない大切さだから。

もちろん本当に大切なものを失くしたときも成長はできる。
次こそは絶対に失くさないと。
一回りも二回りも自分を大きくすることができる。
でもそれは本当に辛いことだから。
できることならしっかりと掴んで離さずに、そのあたりまえのようにある大切さに感謝したい。

nao_hiko_ at 12:45│Comments(0)TrackBack(0)

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