2004年07月24日

セミ

真夜中金沢から帰ってきて郵便局へ行った
用事を済ませ車に乗り込もうと思ったら、道路の真ん中に上から何かが降ってきた
セミだ
飛ぶ力さえも果てたのだろう
ひっくり返って必死でもがくものの起き上がることさえできない
車が近づいてくる
轢かれる
そう思ったらいてもたってもいられなくなって、ひっくり返っているセミに指を差し伸べていた
弱弱しい力で必死につかまってきた
車にクラクションを鳴らされるがどうでもよかった
指から植え込みに移動させるとき、殺されると思ったのかセミが最後の抵抗をと鳴き叫ぶ
そのあまりの必死さに驚きながらも、ゆっくり植え込みに置いた

何年間も土の中にいて、広大な世界で過ごした一週間
お前は幸せだったか?
生きる意味を見つけられたか?

せめて最後は安らかな死を
そう願ってその場を離れた

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この記事へのコメント
セミの一生は短い。成虫になって2週間くらいで死んじゃうんじゃなかったっけ?でも、夏と言えばセミの鳴き声というくらい、俺たちにとって存在感のある生き物だよね。地中から這い上がったら後は、必死で自分はここで生きてるんだって主張してる。たぶん俺たちにとってセミの存在は、生きることの見本なんだなぁ。目の前に死が待ち受けているからこそ、必死で生きてやろうって気持ちが働くんだと思う。独り言でしたー。
Posted by Yusuke at 2004年07月26日 00:55
ほんと叫んでるよね
自分はここにいるんだぞって
なんか涙が出そうになるよ
死が現実になって初めて人生が輝きだすってこともあると思う。
セミは自分の死が近いことを知っているのかな

ゆうすけ書き込みありがとぉーーー!!!
Posted by ナオヒコ at 2004年07月26日 16:24