2004年11月11日

料理人と投資銀行マン

なんじゃそりゃーって組み合わせだけど、意外な共通点が。。。

蕎麦屋の親父によると、(親父の時代は)お店に修行に入ると始めの3年はひたすら雑用だそうだ。
皿洗いから野菜の皮むき、ごみ捨て、掃除、その他もろもろ。
その中で必死に先輩のしていることを盗み取る。
朝仕事が始まる前に厨房に入って、一人で練習する。
そして2〜3年たつと初めてスタートラインに立てるのだという。

次の3年はひたすら調理手伝い。
店の味とか方針とか流儀とか。
そうしたものを全部体にしみこませていく。
自分の裁量が入り込む余地はない。
なんとかこなせるようになるためにがんばる。

そうして7年目にしてようやく一人で料理がつくれるようになる。
そうするとようやく自分でモノを考える余裕が生まれてくる。
店の味を守りつつも、自分の工夫をかけることでより昇華させていく努力が出来始める。
と同時に将来のことを考え始める。
このままそのお店で上に上がっていくのか。
それとも独立するのか。
それぞれのために今なにをしたらいいのか。

投資銀行に新卒で入るのも似ている点が結構あるような気がして面白かった。
新卒アナリストはひたすら雑用だろう。
なんといっても「食物連鎖の最下層」であり「奴隷よりもっとひどい」と揶揄されるくらいなのだから。
そうした中で必死にノウハウを盗み取っていく。

そして早くて2年、通常3年でアソシエイトに昇格。
プロジェクトにおいてはまだまだ下っ端だが、アナリストという部下ができる。
やることは以前下働きだが仕事をちゃんと覚えるのもこの時期だろう。
今後の進路を考え出すのもこの時期かなと思ってる。
残留、転職、留学。。。

アソシエイトを3年〜5年やり、途中に留学や転職もはさみつつ次なるステップがバイスプレジデント。
新卒でそのままここまで上り詰めるには相当腕がたたないといけないわけだが・・・。
それでもここまで上り詰めてやっとプロジェクトを一人で回せるようになる。
つまりいわゆる一人前の投資銀行マン、investment bankerになれるわけだ。

まさに修行だね。
料理人も投資銀行マンも。

その蕎麦屋の親父は言ってたよ。
「10年もその仕事をやらないうちに、その仕事に向くだの向かないだの。向いてないなんて言うのはただの言い訳だよ。本当の意味で努力が足りないんだ」
親父の手はすごくゴツゴツしていてたくましかった。


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この記事へのコメント
同じく、他社で来年から奴隷以下の扱いを受ける予定のものです。

ソバ屋のオヤジ、正しい。激しく同意。石の上でさえ、三年続けなきゃ論外。奴隷以下とはいえイスとパソコンぐらい与えてくれるんだから、10年やんないと。

俺は、10年は転職も転社もせずに続けるつもり。1億積んでも引き留めたい人間になってやる!
Posted by すぎ at 2004年12月01日 11:52
おぉーすぎやまのところのひでさん!
着てくれて、書き込んでくれてありがとう。
蕎麦屋の親父、結構真理をついているよね。
10年間転職しなかったら相当な大物になること間違いなしだね!!!
まじがんばろーぜー
とりあえずミリオネア(億)プレーヤーになろう!!!!w
Posted by ナオヒコ at 2004年12月01日 17:28